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築48年住宅リノベーション記録 vol. 3 構造補強

こんにちは ハニカムラボです。

今回は「構造補強編」

建築現場に欠かせない、道具の話からはじめましょう。























これは「下げ振り」といって「鉛直」を確認するための道具です。

鉛直とは水平面に対して垂直の方向、すなわち重力の方向のこと。

重りがついた糸を吊り下げて使います。



レーザー光で水平垂直をはかる道具もあります。


建築現場で大切なのは、常に正確に水平垂直かどうか。

目印に真っ直ぐ張られた糸や、

規則正しく引かれた線からは、ぴりりと緊張感が漂います。

































構造補強では、脆くなっている部材を取り替えたり、

強度が足りない部分を補強したり、歪みを整えたり、

建物の耐久性を底上げしていきます。























ここでは二階の梁が新しく入りました。

新しい木材と元からあった木材が、ピタリと隙間なく交差していますが、

これは職人さんの手仕事です。


木材が交差する部分をノミで正確にかき取って、

そこに他方の木材をはめ込みます。

欠込(かきこみ)といわれる、木材を繋ぎ合わせる方法の一つです。













































この道具は「羽子板」といいます。

木造建築で、桁(けた)と梁(はり)が引き抜けないように固定する金具です。

その名のとおり、羽根突きの羽子板と形が似ているようですね。

写真の羽子板は古いタイプで、元々この建物に使われていた物です。























新しい「リフォーム用羽子板」で補強します。

地震や台風などで建物が揺れた場合でも、

梁がはずれて落ちるのを防ぎます。































このように斜め方向に入った部材を「筋交い」といいます。

木造建築で耐震性を高める役割があります。


木造の建物で大切なのは

揺れを上手く逃して、建物を倒壊させない構造です。


建物の構造調査を行なって、強度に不安があるときは

全体のバランスや、揺れが伝わる方向など

様々なことを考えながら、筋交いを入れるポイントを決めていきます。



ですが、設計をするうえで

筋交いが必要だけど、どうしてもスペースが足りない……

という時があります。


この建物では、玄関付近の壁に強度が必要でした。

そこで今回は「つくば耐力壁」を導入しました。























狭いスペースでも十分な耐力を確保できるよう開発された製品です。

新しい部材や道具が開発されると、設計の選択肢の幅が広がります。



今回は構造補強について、

現場で活躍する道具たちに焦点を当てて紹介しました。

いかがでしたでしょうか。


次回は、快適な暮らしに不可欠な

「断熱」についてお話します。

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