エントランス
外壁に木材をあしらいライトアップして、古民家の雰囲気を保ちつつ明るく生まれ変わったエントランス。
入口のサインも通りから奥まった位置にありますが、人目を惹く魅力的なデザインに。
玄関まわり
間仕切りをとっぱらい、天井あらわしにすることで、明るく開放的な玄関空間に。
床はモルタル仕上げ、壁は天然木をあしらうことで、古民家の良さを引き立てるデザインに。
モルタルの床や白い壁は光をやさしく反射させるはたらきがあります。
1階オフィス
懐かしさが漂う模様ガラスや窓枠。なんとかこの昭和レトロな窓を残していきたいけれど、外からの雨の侵入を防ぐ必要があります。そこで、古い枠は取り去り、新たな木枠を設置して古木の色に合わせてペイント。また、室内から見えないところをアルミサッシにし、外からの雨の侵入対策をしました。古民家に残るデザインをそのままに、新しく機能性を併せ持って生まれ変わりました。
また、木のスケルトン階段を採用することで、上階からの光が流れ込み、明るい空間に。
天井板もとっぱらい、梁を見せることで、木の素材感をより感じられあたたかさもプラスしています。
階段
間取りを変更して階段の位置を変更。アイアンの手摺はハニカムラボ製作のもので、細い線が空間を引き締めてくれます。
壁をとっぱらい柱だけの空間にするとともに、壁も白で仕上げ、暗くなりがちな古民家の階段まわりの空間を明るく、さらに光を反射させて下階へ光を運ぶ役割も与えました。
2階スタジオ①
天井板をとっぱらい、天井あらわしとすることで、より空間を広く明るく。
仕切りの扉なども可能な限りなくしました。これだけの大空間で、冬寒さは大丈夫?と懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、ハニカムラボは壁内や天井裏にしっかりと断熱材を施し、窓の機密性にも配慮した施工を行っています。気密性、断熱性をアップさせ、広々とした大空間でも、電力消費の抑えた建物を実現します。
2階スタジオ②
窓の変化に注目してみてください。白い窓枠が新しく増えていることがわかるでしょうか。これは家の別の場所で使われていた障子の桟なのです。障子の桟を白くペイントして、窓の内側に取り付けてみたところ、白い壁のスタジオの雰囲気がより一層魅力的に。ガラスや障子のない「だてメガネ」木枠ですが、こういった細部の工夫がハニカムラボの面白さなのです。
キッチン
傷みの激しいキッチンもなんとか利用できないか、とハニカムラボは考えました。
ステンレスの天板はそのままに、解体によって不要になった古木を再利用しながら、新しいキッチンを製作。現場での工夫が古い素材を大切に、さらにできる限りの低コストを実現します。
トイレ
トイレの給水配管、排水用配管は耐用年数も超え、劣化が激しかったため、この機会に全て新設しました。
スタジオの雰囲気にマッチした白い壁で明るく清潔感のあるトイレに。