RENOVATION
マンションリノベーション
西宮市 H邸






■Before


マンションの隣り合わせた2室にお住まいのこちらのご家族。
何をするにしても、玄関やベランダから靴を履いて移動する。そんな生活でした。
同じ家族なのに、他人の家にお邪魔しているような違和感から脱却したいということで、リフォームを決意されました。
■主な問題点と要望
2室間の出入りの利便化。
家族間のプライバシーの確立。
5人家族がゆっくりと集まれるスペースがほしい。
お風呂に入るときに着替える場所が無いので、洗面脱衣室がほしい。
浴室が狭く、冬は寒い。 5人家族分の靴の置き場が無い。
お父さんの趣味スペースがほしい。


■プランニング
とにかく移動が困難なので、室内から出入りできる開口を数カ所設け、1室にまとめることにしました。 それぞれの個室を設 け、みんなが集まれるリビングスペースをつくることにより、プライバシーとコミュニティを両立。リビングスペースに向かうキッチンはカウンタータイプにすることで、お母さんは家事をしながら緩やかに家族つながる様に。
また、キッチン・洗濯・物干しの動線はできるだけシンプルにまとめました。
たくさんある靴 たちは、玄関収納に。もちろん2つづつある設備は、
全てひとつにまとめて設備を最新のものに入替ています。。
■コンセプト
「家族の集まる大木」
こちらのお宅では特に「つながり」を大切にしたいと考えました。
住宅の中で「つながり」は非常に大切で、またいろんなところで密接に関係しています。家族関係であり時に人間同士の「つながり」や、生活動線にも「つながり」は大切です。今回、個室というプライバシーを各自与えられることになるのだからこそ、家族の「つながり」も新しいかたちに変わるべきだと考えました。
「家族の集まる大木」はウォルナットをベースにタモ材、アイアンを組合わせて製作。
自然と家族がここに集まってきます。


■将来のリノベーションプラン
今回のプランニングには将来のリノベーションプランも踏まえています。
家族の生活は常に変化します。
たとえば、子供達もいつかは巣立ち、新たな家族を持ちます。そのとき、この家はそんな家族達が帰ってくる「ふるさと」として変化します。
過去・現在だけではなく未来を見据えることで、効果的で持続性のあるライフスタイルをご提案できるのです。

